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偶然と必然のめぐり合わせから生まれた《ラフカディオ組曲》

日本公演ツアーの幕開け


2025年10月18日から11月2日まで、

妹のハープ奏者トリーナ・マーシャルと共に

日本を巡演いたします。


演奏するのは《ラフカディオ組曲》。


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アイルランド・ハープと日本の薩摩琵琶を融合させ、

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の『怪談』の世界から着想を得たプログラムです。


旅は鹿児島から始まり、

熊本、京都、大阪、川越、千葉へと続きます。


公演日程


10月18日 17:00 – 知覧特攻平和会館(南九州市、鹿児島)


10月19日 14:00 – 鹿児島市黎明館


10月24日 19:00 – バロックザール(京都)

※トリーナ・マーシャル アイリッシュハープ ソロ公演


10月25日 17:00 – 水無瀬神宮(大阪)


10月26日 14:00 – 妙蓮寺(京都)


10月30日 14:00 – 日本聖公会 川越基督教会(埼玉県川越)


11月2日 14:00 – 瀧泉寺(千葉県いすみ市)


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《怪談》展の開幕

 - ラフカディオ組曲が生まれるに至った不思議な偶然の重なり -


この企画のきっかけは、

今年初め、

ファームリー・ハウスのキアラン・オーエンズ氏からのお声掛けでした。

アイルランド・ハープと琵琶を組み合わせて、

《怪談》展の開幕を彩る音楽を創れないか

という提案でした。


私は早速本棚から『怪談』を取り出し、

何年ぶりかに読み返しました。


『怪談』を読むと、

語り手であった節子夫人の声が今も聞こえてくるように思えました。


3月7日、

ダブリンの聖アン教会での公演をもって

展覧会は開幕しました。


ここには深い縁があります。


19世紀にラフカディオの高祖父がこの教会の牧師を務めていたのです。


その聖アン教会の入り口で、

偶然にキアランと鉢合わせ、

私たちの話は始まりました。


彼は隣の王立アイルランド学士院でハーンの家系を調べた帰りに、

さらに情報を求めて教会を訪れたのです。


そこで交わした会話の中で、

いくつもの不思議な縁が明らかになりました。


さらに、

キアランとトリーナは

以前から親しい友人であることもわかりました。


彼女はすでに

ファームリーでのイベントに出演した経験がありました。


さらに驚いたのは、

ハーン家のルーツが、

私の故郷・ウェストミース州

キルベガン近郊のコリーにあると知ったことです。


私は、数年前から、

先祖代々暮らしてきた

キルベガン近郊の古い家の修繕をひと通り終えて、

その家に暮らしています。


ハーンのルーツであるキルベガンは、

まさに自分の祖先の地でもあります。


こうして、

偶然と必然が交差する中で

《ラフカディオ組曲》は生まれました。


そして、日本へ


そして今年10月、

ハーンが最も深く息づく日本の地を巡ります。

できることなら、ハーンとの繋がりがより強い土地を巡りたいと思っていましたが、

その全ては今回叶えることができません。

しかし、お声掛けいただいた土地に、

実はハーンとの繋がりがあることを発見するなど、

不思議な偶然は続いています。


この音楽を日本の皆様と分かち合えることを

心から光栄に思います。


この機会を与えてくださったカルチャー・アイルランド、そして駐日アイルランド大使館に深く感謝申し上げます。


 
 
 

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